今も変わらない一橋のゼミ室 |
ところが、先生の口から出たのは辛口のアドバイスのオンパレードだった。
それも当たり前で、
・どこの学校へ行きたいのか
・いつ行きたいのか
・どんな準備が必要で、どれほどできているのか
等々の質問をされたが、私はいずれに対してもまともに答えられなかったのだ。MBAに行きたいと思い立っただけで、全く調査も論理武装も不足していたのだ。
最後に、「一橋のMBAにも根拠が薄弱なまま受験してきて、良く良く聴いてみると『辛い仕事から逃げたくて…』などと述べるような受験生も多い。でもそんな人は絶対に合格させない。そもそも、君も新卒採用で人を選ぶ仕事をしてきたなら、どんな人間が採用されるか分かるでしょう?これまでMBA留学をしたいと相談してきた卒業生は何人かいたが、君が一番具体性が無い。」と、強烈な一発を頂戴した。自分の軽率さが恥ずかしくて仕方がなかった。
その後「俺みたいな奴にはやっぱりMBAなんて行く資格が無いのかなあ…」などと思い、決意したはずのMBA留学からいつの間にか距離を置いてしまった。
0 件のコメント:
コメントを投稿