街を歩いててもそうなのだが、SpotifyでAustralian Top50のようなプレイリストをかけてみても、聞こえてくるのはTaylor Swift・Olivia Dean・Blackpink等、海外の音楽ばかりだ。一体、これはどういうことなのか。
調べてみると、世界各国のSpotifyユーザーがどの程度自国の音楽を聴いているのかを横比較する極めて興味深いデータと分析にかかる記事があった。画像のグラフは2025年Spotify再生回数Top200曲に占める自国の曲 (すなわち"邦楽") ならびに他国の曲のシェア内訳を示しており、"邦楽"シェアが高い順に世界73ヶ国・地域が並んでいる。トップ3はインド・トルコ・ベトナムで、日本は81.0%で5位につけている。たしかに、2025年はMrs. GREEN APPLEが日本社会を席巻しており納得の結果だ。また、韓国は77.4%で7位でK-Popの人気ぶりを踏まえるとこちらも納得感は高い。
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| Source: Skoove [https://www.skoove.com/blog/spotify-local-vs-global-music/] |
ようやく73ヶ国中57位 ("邦楽"割合4.7%) として現れた。
このデータによると、オーストラリアでは聴かれている曲の69.1%がアメリカ、14.8%がイギリス、6.4%がカナダのものとなっており、英語圏の音楽が広くオーストラリアにて受け入れられている様子がうかがえる。
ただ、逆にオーストラリアの音楽が他の英語圏の国にて聴かれている様子は無く、オーストラリアでは自国でも他国でもあまり流通することがないほどに音楽産業が未成熟であると読み取れる。
もっとも、どのような国が音楽におけるいわば覇権を握っているのか、データの解釈はなかなか難しい。旧宗主国が大きな影響を及ぼしていると思えそうなものだが、イギリスやスペインの存在感が限定的で、それどころか自国内においても"邦楽"割合が40%を切っていることを踏まえるとそうともいえない。ただ、上位各国を見る限りは少なくとも"邦楽"割合の高い国において以下二点は共通した条件であるようにみえる。
- 固有の言語を持っていること (あるいはアメリカ・ブラジルのように属する言語圏内で圧倒的な人口と経済の規模を持っていること)
- 音楽を産業として支えるに足る大きさの市場・経済力を持っていること



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