私は小学生時代の大半をザンビアとオーストリアで過ごし、高校時代も1年間アメリカ、社会人になってからは台湾・中国駐在、その後アメリカに大学院留学、そして現在オーストラリア駐在と、国外で過ごす時間がそれなりに長かった人間の一人なのだが、幼少期から今に至るまで一度たりとも理解できたことがないのが、滞在先国から母国である日本を貶める発言を繰り返すいわゆる「出羽守」である。
海外に出るということは、母国を客観視できる立場に身を置くことだ。国内に留まっていると、日本と外国と比較しようにも、自らが肌で感じる情報ではなくメディアや本など第三者を介した情報に依存するほかない。ところが、自らが海外に出れば、自分自身の目で見た情報、五感で感じ取った情報を基に母国と滞在先国とを比較することができるようになる。それこそが海外に出ることの価値であり、だからこそ若い人は旅行であれ留学であれ仕事であれ、積極的に海外経験を積むのが良いと思っている。そして、私自身は外国に出るたびに、日本という国がいかに素晴らしい国であるかを身にしみて感じてきた (現在も然りである)。もちろん、これまで滞在してきたオーストリアもアメリカも台湾もオーストラリアも素晴らしいところが多々あり、我々は大いに学ぶべきだと思う。ただ、それを以てしても我が国の良さが否定されるものではない。
むしろ、他国と比べて劣っている点があるのであれば、自分たちがその学びをどのように活かしていけるか、どのようにしたら日本をより良くできるのか、どうしたらより良い日本を後世に残していけるのか、それが私自身が海外に出たときに自然と考え始めたことだったし、私の周りの日本人の人々も皆そうだった。
よって、「私のいる〇〇国では〜、それに引き換え日本は〜」という発信を繰り返すばかりで特に自らは改善に動かない出羽守のことはまったく理解できない。率直に言って、品に欠ける。
もっとも、よく考えてみれば出羽守にはリアルで会出会したことはなく、ネットやメディア以外では見かけたことはない。ひょっとしたら、バーチャルなヒール的な存在なのかもしれない。

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