一般的に、留学すれば英語に不自由しなくなると思われており、これもMBA留学の主要な目的の一つであることは間違いない。
実際、英語を使わないと生存すらできないのだから、日常会話で苦労を感じるようなことは無くなるレベルには当然なる。だが、MBAのディスカッションや実際のビジネスで完全に通用するような力を身につけるのはなかなか難しい。
こればかりはきりがない。ネイティブでは無いのだから、ネイティブと完全に同等になるのは正直に言って至難の業だ。私は、語学が著しく向上したと言うよりは、ハンデを背負いながらも対等に渡り合う為の「コツ」や究極的には「度胸」が身に付いたのだと思っている。日本語での議論を考えてみればわかるが、良く話せるだけではやはりダメで、口数が少なかろうともあるいは言葉を間違えていたとしても、要所要所を抑えることこそが大切だ。
だから、英語でも、そこさえ気をつければ何とかなる。発音や文法が間違っていたとしても大したことではない。どんなことを言わんとしているのかは文脈から理解できる。大切なのは内容だ。
従って、テスト等で測る所謂語学力は大して向上していない。…と思っていたのだが、帰国後、訳あってTOEFLを再受験したところ、MBA出願スコアの104点(R28, L28, S23, W25)から116点(R30, L30, S26, W30)へと激増していた。どうやら自分では気づかないうちに向上するみたいだ。
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