2015年3月25日水曜日

<受験20>Cornell Johnson






Cornell Johnsonは受験1年目にシドニー転勤が決まった際、「同じ欧米圏だから」という謎の名目でニューヨーク出張があったので、その機会を利用してビジットした。とは言っても、イースター期間中の日曜日しかフリータイムが取れなかった為、公式のビジットではなく、あくまで在校生と面会し、キャンパスの中を勝手にグルグル見学して歩いたというだけだった。

滞在期間は短かったが、学校や地域の小さく結束の強いコミュニティ、キャンパスのアカデミックな雰囲気、田舎ののどかな街の雰囲気等を肌で感じ、是非このような場所で学びたいと思っていた。また、北国という立地も私にとっては魅力的だった。この地であれば、アメリカのスキージャンプ界の人々との人脈を広げるにも有利だろう、と。

そのJohnsonからのインタビューインビテーションは遅かった。他校は出願後2週間程度でインビテーションが届いたが、Johnsonの場合1ヶ月以上も経ち、今年も不合格かと諦めた頃にやってきた。落ちたものと思っていたので、慌てて3名の在校生・卒業生に連絡を取り、相談をさせてもらった。Johnsonのカリキュラムの特徴やそれがキャリアゴールを達成する上でどのように役立つかを確認し、また彼らがどのようなプログラムやクラブ活動を通じてどのように成長したか、あるいはどうして学校のことが好きで、どのように貢献しているか等を具体的に教えてもらった。どの人も学校や仕事で多忙を極める中、それぞれ1時間以上も時間を割いて話して下さり、感謝の気持ちで一杯だった。

エッセイにしてもインタビューにしても迫真性のあるものに仕上げるには、在校生や卒業生を頼るに限る。私の経験上、どの学校でも在校生・卒業生は非常に親身に相談に乗ってくれたし、学校関係者以外では知り得ない情報を教えてくれることも多々あった。また、面接官のことをよく知っていて「こんな話題が好きだ」とか「こんなキャラクターだ」とか教えてくれることもあった。もちろん、ある程度学校のことを勉強してからでないと不勉強さばかりが目立ってしまうし、どうしても勘違いしていたり知らなかったことが浮き彫りになってしまうので恥ずかしい思いもたくさんする。それでも、ウェブサイトを読んだだけでは知り得ない情報を得たり、勘違いや思い込みを正したりすることは、受験に非常に役立つので、積極的にコンタクトを取るべきだ。恥ずかしい思いをしようが何だろうが、より素晴らしい候補者にパワーアップして、受験に臨むことができればそれで良いのである。もちろんJohnsonを受験の際は私に連絡を頂ければ大いにお手伝いさせて頂く所存である。

Skypeでインタビューが行われたのは、合格発表まで残り10日となった日だった。概ね普通の会話だったものの、Tuckと並んで志望度合いが極めて高かった為、非常に緊張した。とにかく、Johnsonで如何に貢献したいと思っていて、自分の経験上実際にそれができると思っているかをアピールしようとした。

インタビュー冒頭で、面接官が私が高校留学したウィスコンシンのド田舎の村を訪れたことがあることがわかり、盛り上がった…のも束の間、その後英語がうまく出てこなくなってしまい、たどたどしくぎこちない英語になってしまった。質問に変化球が多く、狼狽した為かと思う。変化球とは、Walk through your resume.の代わりに、How have you expanded your responsibilities? などといったものである。気合を入れて臨んだにも関わらず、フワフワしたまま全く手応えが無く終わってしまい、終了後には涙が溢れ出てきた。

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